祝!入船亭扇遊師匠、芸術選奨文部科学大臣賞受賞

入船亭扇遊師匠が平成29年度の芸術選奨文部科学大臣賞を受賞されました。

主な受賞理由に昨年のいがぐみ製作
《噺小屋》如月の独り看板 入船亭扇遊「鼠穴」@国立演芸場
をあげて頂きました。

芸術選奨の贈賞理由
「 平成29年2月2日,「入船亭扇遊 独演会」(東京・国立演芸場)での落語
「鼠穴 (ねずみあな)」は、絶品の芸だった。
兄弟の確執をべとべとさせる手前で押しとどめ、
江戸の冬の一場面を輪郭もはっきりと描き切った。
日頃聞かせる落語の質はどれも高く、「牡丹灯籠」、「付き馬」など、
豊作の年だった。
古典落語に受け狙いのくすぐりを差し込むことが落語の悪しき潮流になっているが、
氏は余計なことを一切入れない。それでいて、きちんとおかしい。
高く評価されるべきである。」

昨日扇遊師匠からもお電話頂き、たいへん喜んでおられました。

あの「鼠穴」口演後に舞台袖にいても伝わってきた
ジワのようなお客席のどよめきは、今も忘れられません。
《噺小屋session とざい、とーざい》南光×扇遊@国立演芸場で
掛けて頂いた「付き馬」も、
街の空気がざっと浮かび上がってきたような素晴らしい高座でした。

扇遊師匠は、公演に対してのこちらの思いにひときわ真摯に誠実に
芸で応えてくださる方です。
その毎回の高座に対する姿勢も含めての受賞であったと思います。

落語会は、ご承知のように演者とその日のお客様の掛け合わせで生まれる
一度きりの生ものです。
あの芸を引き出したお客様方とご一緒できたことに感謝いたしております。

《噺小屋》独り看板シリーズは、地味な毛色の公演ではありますが、
噺の力を存分に引き出してくださる師匠方にご出演頂いております。
このシリーズ公演を応援して足を運んでくださっているお客様方に、
あらためて心より御礼申し上げます。
そして落語の業界でご飯を食べている以上、
業界に恩返しが少しでもできればと思っておりましたので、
今回このような公演でお手伝いできたこと、本当にありがたく思っております。

さてさて、その扇遊師匠の独り看板、次回は6月開催です。
3/8に一般発売開始いたしました。
扇橋一門のネタと言ってもいい「藁人形」、
お久しぶりの蔵出しで掛かります。どうぞお見逃しなく。

《噺小屋》水無月の独り看板 入船亭扇遊
6/9(土)18:30 国立演芸場 全席指定-3600円
ご来場お待ちいたしております。
入船亭扇遊「藁人形」